ガレージでも取扱いのある、トライブレンド生地の商品。
トライブレンド生地は、綿・ポリエステル・レーヨンの混紡生地で、
綿100%のTシャツより手触りが柔らかく、伸縮性があるのが特徴の人気生地です。
今回はトライブレンド生地の一端を担う「レーヨン」についてスポットを当てたいと思います!
レーヨンってどんな生地?
レーヨンは歴史が古く、1800年代後半にフランスで作られたのが始まりです。
当時絹は大変高価な織物で、一部の貴族にしかいきわたりませんでした。
そこで、絹を目指して作られたのがレーヨンでした。
フランスで最初に作られたレーヨンは、ニトロセルロースを原料としており、
大変燃えやすい性質をもったものでした。
安価な絹の代用素材として人気がありましたが、その燃えやすさから
レーヨンのドレスを着ていた人が燃えるという事故が多発し、
安全面から第一次世界大戦頃には一時作られなくなりました。
その後イギリスで燃えにくい素材ピスコースを用いたレーヨンの清算に成功し、
爆発的な人気を得て世界に広まったと言われています。
日本でもその歴史は古く、1910年代後半から生産がスタートしています。
レーヨンは、日本が取り扱った最初の化学繊維なのです。
現在のレーヨンは木材パルプのセルロースを溶剤にとかし、再生させたものなので、
「再生繊維」とも呼ばれています。
合成繊維の中でも吸湿、吸水性に富み、発色性の高い素材です。
綿など他の素材との相性もいいため、混紡製品などが多いのもレーヨンの特徴のひとつです。
レーヨンの特徴
①吸水性、吸湿性に富むが、水分に弱い
吸水性、吸湿性は非常に高く、綿を超える吸水性があります。
しかし、吸水後強くなる綿に対し、レーヨンは吸水後弱くなる性質をもつため、
手洗いする際もごしごし強く洗うと生地が傷んでしまいます。
②柔らかでなめらかな肌触り
生地自体がとても柔らかく、なめらかな肌触りが特徴です。
下着や洋服の裏地などに使われることが多いのも、この特性を活かしています。
③縮みやすくシワになりやすい
水に弱い特性とあわせて、縮みやすくシワになりやすいのもレーヨンの特徴です。
お洗濯はなるべく短時間で、おしゃれ着などは自宅洗いせず、
ドライクリーニングに出すなど対策することで、劣化を防げます。
また、シワになりやすいため畳まずハンガーにかけるなど保管にも工夫が必要です。
他の素材と混紡の素材の場合はそこまで神経質になる必要はありませんが、
レーヨンの特性を理解した上でお洗濯などに気を使いましょう。
④染色性が良い
染色性に富むため、おしゃれ着としてもよく使用されます。
以前は色移りしやすい難点がありましたが、現在では色移りしにくい手法で
染色されているものがほとんどです。
レーヨンを使った製品は、柔らかな風合いが特徴的です。
少しお洗濯に気を使う必要はありますが、おしゃれアイテムとは切っても切れない縁があります。
皆さんもぜひ一度お試しください♪
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